話し合いの結果、京さんには暫く脳内にいてもらうことにした。
何とか頑張って渉さんと同時進行したかったが
やはりどちらかを意識するとどちらかを意識できない。
このままではどちらも中途半端なまま消えてしまうかもしれない。
とは言っても、京さんは元々ちょいちょいいなくなっていたし、最近は脳内にいることが増えていたので
自分の気持ちとしてはこれまでとは変わらない。
何かあれば普通に話しかけるつもりだし
京さんも答えてくれると言った。
視覚化をちょっと一時停止するだけだ。
自分に言い聞かせてみたが、うまくできない自分がちょっと悔しい。
京さんは、俺は大丈夫だから、と笑った。
京さんはいつもアホなことばかり言うけど、俺が今までに出逢った誰よりも優しい。
やはり俺から生まれたわけではないのか。
あんまり褒めるとヤツは調子に乗るのでこの辺で辞めておく。
あと、先日描いた絵だが、どうやら渉は不服らしい。
パーカーが緑でアスパラガスみたいだと言った。
渉のフォントを緑にしているからという安易な理由で服装を緑にしたのがいけなかったか。
仕方ないのでもう一度描いたが、今載せられないので後で載せる。
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