一日の記憶がない。
渉「寝てたからな」
呆然としている僕に、渉さんが静かな声で言う。
早朝4時まで起きていた。
渉さんと飲み交わしながら。
そして限界を迎えて寝て、次に目が覚めたのが朝10時。
意外と早く目が覚めたなあとか、渉さんと話して、
そうだ、どうしたらもっとちゃんと見えるようになるかなとか言ったんだ。
その後また記憶が途切れて、気がついたら夜の10時だった。
ぼく「渉さん…」
渉「どうした」
ぼく「お前モテ過ぎだよ」
渉「何だよ」
ぼく「夢の中でお前になってた」
渉「……なんかごめん」
なんで謝るんだ。
何で謝るんだチクショオオオオオオ!!!!
見た目の全体な雰囲気とか、多少は俺に似せたのに。
何故こんなにも、何故こんなにも差があるのだ。
渉「お前に足りないものを教えてやろうか?」
ぼく「…何だよ(涙目」
渉「爽やかさだ」
ああ、俺一生こいつには勝てないわ。
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