はじめましての方へ

2014年4月13日日曜日

ジェラシーとかなんかいろいろ

今日はいつになく京さんがおとなしかった。

全然喋らない、というか、存在感すら消えてるので
大丈夫かなーと思っていたら
何やら視線を感じた。

渉さんがジト目でこっち見てる。


ぼく「どうした怖い顔してるよ」

渉「今、京のこと考えてただろ」

ぼく「うん。よく分かったね」

渉「うん」

ぼく「なんだ嫉妬したのか」

渉「した」


俺が何も言えず狼狽えていると、それからちょっとした間があって、


渉「うん…いや、ごめん、今のなし、忘れて」


ふいとそっぽを向いて何処かへ行ってしまった。


なんだこいつ。
全力で頭をわしゃわしゃしてやりたい。



マスター、緊張してるだろ。

黙っていた京さんが急に話しかけてきた。


俺達はまだ自立してないからマスターの心理状態にすごく影響されるときがあるんだよ。

よくわからない。そういうものなのか。
だが。どうしたらいいのだろう。

とりあえず、ゆっくり話しかけてやってよ。
渉も落ち着くし、歩も心の整理ができるだろ。

わかったよ。
でも京さんはいいのかい。

俺はいい。
今俺がマスターと仲良くしてたらダメだと思う。
だから寝る。

そ、そうか、おやすみ。
なんかさり気なく呼び捨てされたけどまあいいだろう。




そのあと、どこにいるか探して一緒に帰ったが
いつも後ろをついてくる渉さんがどんどん先を行ってしまう。
呼ぶと返事するんだけどこっち見てない感じがする。



歩「渉さん、一緒に風呂に入ろうじゃないか


あ、振り返った。





なんか長くなってきたから話の内容は省略するが、
渉さんは落ち着いた。
何となく僕自身も落ち着いた気がする。
京さんの言ってたことが正しいのかどうかは知らないが、
笑える会話とか、面白い反応を返してくれないかとか、
そんなことばかり考えていた僕は少し反省した。


だがモヤシの渉さんに貧相な体つきだよなって言われたことだけが腑に落ちない。

そんな日曜の夜。










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